日の出から間もない秋の早朝。しまんと1号は高松駅を発車、予讃線を快走し多度津から土讃線へ。琴平からは非電化区間となる。讃岐平野が終わると急峻な四国山地を勾配と急カーブ、橋梁とトンネルで越えてゆく。スイッチバックの坪尻・新改の両駅通過、吉野川・穴内川に沿って渓谷沿いをゆくコースは見どころ。高知平野をゆく区間は比較的穏やかだが、仁淀川を渡ると再び山を越え、安和駅付近では土佐湾の眺めも。さらに急勾配で山を越え、若井からは土佐くろしお鉄道中村線。川奥信号場で予土線を分けるとループ線をくだる。土佐佐賀では再び黒潮踊る太平洋を車窓に見て進み、高松から4時間ちょうどで終点の中村駅に到着。振子車両の特性を活かした走りは必見。
　映像特典として、高松運転所での2700系の車両形式を紹介。