北近畿で活躍する特急「はしだて」は、JR西日本の183系電車と287系電車、北近畿タンゴ鉄道のKTR8000形気動車で運転されている。本作は、183系特急「はしだて」でゆく京都から天橋立までの旅。
京都駅を出発した国鉄色の特急「はしだて１号」は、京都屈指の渓谷美で知られる保津峡を抜け山陰本線を福知山に向かう。春の新緑に彩られた穏やかな風景の里山を眺め、清流を何度も渡ると、丹波地方の中心都市・福知山に到着する。
福知山駅からは第三セクター・北近畿タンゴ鉄道の宮福線に乗り入れ、高規格の路線を一路北上する。丹後地方を駆け抜け、宮津線が接続する宮津駅に到着すると進行方向が変わる。宮津線のひと駅区間だけ後方展望を眺めると、列車は終点の天橋立駅に到着する。日本三景のひとつ・天橋立の風景も楽しむ。