豊橋鉄道は鉄道線の渥美線（新豊橋〜三河田原）と軌道線の東田本線（市内線／駅前〜赤岩口・井原〜運動公園前）を有する。
　渥美線はJR豊橋駅隣接の新豊橋駅が起点。車両は東急7200系を改造した1800系でツーマン運転を行っている。新豊橋を出た列車は、東海道本線・東海道新幹線と交差し渥美半島を南西に向かう。令和3年7月に停車駅でもある愛知大学と連携・協力協定を結び、その印としてヘッドマークを掲げて運行（期間限定）。愛知大学前を過ぎると徐々に田園風景が広がる。四季を通じて沿線を彩る花をモチーフにしたカラフルトレインと何度かの離合の後、終点三河田原へ到着する。復路も同列車に乗車し新豊橋までを収録。
　軌道線の東田本線（市内線）は、東海地方唯一の路面電車。全面低床車の連接車・T1000形（ほっトラム）で赤岩口からJR豊橋駅前のその名も駅前停留場へ向かう。復路は駅前から運動公園前までを3200形で収録した。終点間際の井原交差点では半径11メートルという日本一の急カーブを曲がる。線路から大きく車体をはみだしながら走行する姿はファン必見の名所。