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特急やくもは、伯備線経由で岡山と出雲市を結ぶ。その始まりは古く、1972年3月15日 山陽新幹線が岡山まで延伸した際に接続する在来線特急として登場した。その後、半世紀以上も陰陽連絡の要としてその役割を担っている。1972年の運行開始当初はキハ181系気動車が使用されていたが、1982年より現在の381系電車がその任を引き継いだ。走行性能を高めた振り子式電車で速達化に大きく貢献した。そしてこの度、381系特急やくもはその長年に渡る活躍からリバイバル塗装が施され最期の鉄路を走ることになった。2023年11月現在、「ゆったりやくも」ノーマル色の他、「スーパーやくも色」「緑やくも色」「国鉄色」の3種類のリバイバル塗装車が運行している。 岡山を出発した特急やくもは倉敷まで山陽本線を西へ進む。倉敷から伯備線に入るとまもなく井原鉄道が合流。総社を過ぎると吉備線と分岐する。非電化時代の旧線跡や専用線の廃線跡が道中に点在。列車交換の為の信号場も山間部の単調さを打ち消してくれる。倉敷から伯備線で吉備山地と中国山地の山あいを抜けてきた列車は、伯耆大山から山陰本線へ入る。しばらく走ると中海・宍道湖を右手に見て、さらに山陰本線を西へ進めば一畑電車が合流し終点出雲市に到着する。
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特急やくもは、伯備線経由で岡山と出雲市を結ぶ。その始まりは古く、1972年3月15日 山陽新幹線が岡山まで延伸した際に接続する在来線特急として登場した。その後、半世紀以上も陰陽連絡の要としてその役割を担っている。1972年の運行開始当初はキハ181系気動車が使用されていたが、1982年より現在の381系電車がその任を引き継いだ。走行性能を高めた振り子式電車で速達化に大きく貢献した。そしてこの度、381系特急やくもはその長年に渡る活躍からリバイバル塗装が施され最期の鉄路を走ることになった。2023年11月現在、「ゆったりやくも」ノーマル色の他、「スーパーやくも色」「緑やくも色」「国鉄色」の3種類のリバイバル塗装車が運行している。
岡山を出発した特急やくもは倉敷まで山陽本線を西へ進む。倉敷から伯備線に入るとまもなく井原鉄道が合流。総社を過ぎると吉備線と分岐する。非電化時代の旧線跡や専用線の廃線跡が道中に点在。列車交換の為の信号場も山間部の単調さを打ち消してくれる。倉敷から伯備線で吉備山地と中国山地の山あいを抜けてきた列車は、伯耆大山から山陰本線へ入る。しばらく走ると中海・宍道湖を右手に見て、さらに山陰本線を西へ進めば一畑電車が合流し終点出雲市に到着する。