九州の鉄道 〜昭和60年・国鉄時代最後の記録〜
ビコム最初の鉄道ビデオ「九州の鉄道」は、国鉄時代末期の九州を描いた作品として、当時たいへん人気の高かった作品です。ビコムでは鉄道ビデオの原点ともいえるこの作品をはじめ、多くの貴重な映像をデジタル化し、未来へ残してゆきます。
国鉄民営化(昭和62年)を前にした1985(昭和60)年、九州内には、今では懐かしい車両が数多く活躍していました。映像は鹿児島本線の起点「門司港」から最南端の駅「西大山」まで、九州の美しい風景の中を旅しながら各地の路線を紹介してゆきます。今ではもう見ることのできない懐かしい車両や廃止路線も続々登場します。
■登場路線
・鹿児島本線・日豊本線・長崎本線・筑豊本線、筑豊地区廃止路線・久大本線・豊肥本線
・指宿枕崎線・日南線・肥薩線・高千穂線筑肥線・佐賀線・松浦線
・西日本鉄道・島原鉄道・熊本電鉄
・北九州・長崎・熊本・鹿児島の路面電車
■特別映像
『鳥栖駅 貨物ヤード』鳥栖の風物詩であったハンプを使用した貨物の入換風景の映像。
『熊本電鉄』さようなら列車の走行(御代志〜菊池間廃止)
協力/日本国有鉄道九州総局
※この映像は、そのほとんどを当時の撮影テープから抜き出し、デジタル処理をして再編集しました。こうした処理によりVHS発売当時より数段画質の向上が見られました。しかし一部のカットでは原版の映像テープ自体の劣化のためにドロップアウトノイズが入っています。古い貴重な映像のため、あえてそのまま使用しました。ご了承ください。