SLあそBOY 栄光の軌跡 -58654号機 17年間の記録-
33.3‰の急勾配を大正生まれの蒸気機関車
58654号機が駆け登る
58654号機は1922年(大正11年)に製造され、九州各地で活躍した後1975年に引退。引退後は矢岳駅構内のSL展示館に保存されてい たが、SL小倉工場で復元され1988年8月28日、観光列車『SLあそBOY』の牽引機として復活、JRの中で最も古い営業用車両となった。
SLあそBOYは雄大な阿蘇をたくさんの観光客を乗せて駆け抜けた。しかし車体の老朽化を食い止める事は出来ず、復活から17年目の2005年8月28日限りで惜しまれながらも引退した...。
映像はこの17年間を振り返る。大量の蒸気を吹き上げる冬期の運転。外国の蒸気機関車に似せたダンディーなダークグリーンの塗色。カントリーが流れるウェスタン調の楽しい車内など、遊び心溢れるSLあそBOYの魅力に迫る。
更に、JR小倉工場で行なわれた引退前最後のオーバーホールは必見。解体から試運転までの3ヶ月間を密着取材。車体はバラバラに解体され、巨大なボイラーがつられていく。広く並べられた数々の部品には圧倒される。
復活初日から最終日のセレモニーまでの17年間を様々な角度から紹介した永久保存版。
■内容
*58654号機復活初日
*美しい阿蘇の風景
*ダークグリーンの塗色(1992~1999年)
*立野3段式スイッチバックを登る迫力の走行シーン
*イベント列車(SLクロスロードふくおか号、SLかんざき菜の花号など)
*小倉工場での整備風景
*SL人吉号最終日
*SLあそBOY最終日
*技術者や機関士、宮地駅長などのインタビュー
■映像特典
『58654号機復活前の試運転や最終日などを含む本編未収録走行シーン』