特急スーパーとかち2号
春まだ浅い十勝地方。その玄関口とも言える帯広駅から札幌駅への都市間輸送を担っているのが「特急スーパーとかち」だ。今回の展望は同列車の主力車種であるキハ261系1000番台に乗車。 まだ寒さの厳しい早朝の帯広駅を出発し、まずは根室本線を進む。上落合信号場を通過し石勝線へ気動車特有のエンジン音を轟かせ、車体を左右に傾けながら走るスーパーとかち。狩勝峠を擁する山岳路線へ足を踏み入れるも、列車は変わらぬ力強い走りを見せる。幾多のトンネル、スノーシェルター、信号場の通過と、見応え十分な路線。スキーリゾート地として著名な標高538mのトマム駅周辺は、まだ残雪多い。雪にまみれた沿線の景色を堪能しつつ新夕張駅に到着すれば、山越えの路もこの辺りまで。次のJR北海道の大動脈である複線電化区間・千歳線でのバラエティ豊かな列車とのすれ違いも実に楽しい。橋上駅となった白石駅からはいよいよ函館本線に入り高架線へ。そして程なく終着の北の都である札幌駅に到着する。
■乗車日
2013年4月5日
■天候
晴れ
■車両
キハ261系1000番台 特急スーパーとかち2号 32D
■編成
←札幌 キハ261-1203・キハ260-1203・キハ260-1102・キロ261-1102 帯広→
●この作品は貫通扉前面展望です。
●運転士の喚呼は収録されておりません。
●一部の音声・映像を修正しています。
●逆光時やトンネル内では見づらいと感じる箇所があります。
●芽室駅にて、停車中の映像を一部カットしています。
JR北海道商品化許諾済