九州横断特急
JR四国から譲り受けたキハ185系で運転される『九州横断特急』。その運転形態は、かつての急行『火の山』を特急に格上げした『あそ』と、さらには急行『くまがわ』をも統合した長距離運転だ。
列車は通常、2両編成で運転されるが、夏休み期間中のため1両増結した3両編成。別府を出た九州横断特急1号は別府湾ぞいに3駅、日豊本線を走る。高架化された大分駅からは豊肥本線の非電化区間に入り、大野川に沿って次第に山に分け入る。トンネルと鉄橋で難所を抜け豊後竹田からはさらに勾配がきつくなる。九州で最も標高が高い波野駅からは25‰の勾配で下り外輪山の壁を越えて阿蘇谷へ。2012年の水害から13ヶ月をかけて復旧した区間だ。宮地・阿蘇からは観光客も増えてゆく。赤水からは33.3‰の勾配を下り立野駅の三段式スイッチバックを経て肥後大津からは電化区間に入る。熊本駅では進行方向を変え鹿児島本線へ。九州新幹線とも接続し八代からは再び非電化の肥薩線へ。球磨川の流れに逆らいながら通称『川線』を遡り、くま川鉄道と石造りの車庫が出迎える人吉駅に到着する。別府・阿蘇・人吉と、九州の名だたる観光地をひと列車でめぐる九州横断特急の魅力を堪能!
■撮影日
2013年8月21日 晴れのち高曇り
■乗車区間
別府~大分~阿蘇〜熊本~八代~人吉
■乗車列車
1071D 九州横断特急1号 別府発人吉行
■車両形式
キハ185系 3両編成(所定2両だが1両増結)
■乗車車両
←別府・人吉 ①キハ185-6・②キハ185-1008・③キハ185-1011 熊本→
●音声・映像を修正している箇所があります。
●運転士の喚呼は収録されていません。
●車内放送に聞き取りづらい箇所があります。
●立野駅スイッチバックではカメラは付け替えていません(転向線~立野駅はバック運転を収録)。
●熊本駅での15分停車はカットしています。
JR九州承認済
協力:九州旅客鉃道株式会社
JR九州エージェンシー株式会社