国鉄近郊形電車113系・115系 〜東日本篇/西日本篇〜【ブルーレイ】

vb6212.jpg

 

こちらの製品は販売終了となりました。
「ビコムベストセレクション」として販売しております。

direct_bn_blue.png

 

品番:VB-6212 本体価格6,000円+税

リニアPCM 189分(東日本篇94分/西日本篇95分)

2015年8月21日発売

 

kokutetsu113115bd_web01.jpg

 

  1963(昭和38)年に登場し、前年に営業運転を始めていた111系のグループも取り込んで、3,000両近くが製造された113系と、山岳線用に抑速ブレーキを備えて同じ1963年に登場し、1,900両あまりが製造された115系。両開き3扉の代表的な直流用近郊形電車として、国鉄からJRに引き継がれ、50年以上にわたって活躍を続けて来た。しかし近年は後継車両への置換えが進み、その数を急速に減らしつつある。

 

kokutetsu113115bd_web02.jpg

 

【東日本篇】

東海道本線 「湘南色」発祥路線の東京口では1990年製造の最終形式サロ124形を連結した113系の15両編成が見られた。

 

総武本線・成田線・鹿島線 横須賀線に由来する「スカ色」113系1000'番代・1500番代などが活躍。

 

外房線・内房線 房総半島各線で運転された幕張車両センター所属の「スカ色」113系は2011年を最後に全て引退。

 

東北本線・両毛線 1964年以来運用が続く両毛線の列車の一部が、115系発祥の東北本線宇都宮駅まで直通する。

 

上越線・吾妻線 高崎車両センターに所属する「湘南色」115系を使用。吾妻線岩島−長野原草津口間は八ッ場(やんば)ダム建設に伴い、日本一短いトンネルとして知られた樽沢トンネルを含む区間が、2014年に付け替えられた。

 

上越線Ⅱ 水上駅から北側の区間では新潟車両センターの「2代目・3代目新潟色」115系を中心に、少数の「湘南色」も活躍。

 

信越本線 かつては高崎−長野−新潟間だった路線が、北陸新幹線の開業と引き替えに3区間に分断。最大66.7‰の急勾配の碓氷峠が立ちはだかり、115系もEF63形2両の力で通過した横川−軽井沢間は1997年に廃止された。

 

しなの鉄道・えちごトキめき鉄道 軽井沢−篠ノ井間は、1997年の第三セクター・しなの鉄道しなの鉄道線への転換後も115系が活躍。2015年には長野−直江津間も、しなの鉄道北しなの線・えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに転換された。

 

信越本線Ⅱ 直江津−新潟間では新潟車両センター所属の115系が使用される。

 

白新線・羽越本線 115系が活躍。多くの列車が白新線と羽越本線を直通し、直流電化区間の終点・村上駅まで運転される。

 

越後線・弥彦線 1984年の電化時にクモハ115+クモハ114形を投入。最近はE127系とE129系への置換えが進む。

 

篠ノ井線 スイッチバック式の姨捨駅・桑ノ原信号場に長野総合車両センター所属の「長野色」115系が発着。

 

中央本線 かつて数多く活躍した、「山スカ」とも呼ばれる「スカ色」115系は近年大幅に減少。わずかに残る長野総合車両センター所属車の中で、C1編成6連は「スカ色」唯一の営業用車両となった。

 

【西日本篇】

東海道本線 1964年から東海道・山陽本線の快速に投入。中京地区では1973年から新製の2000番代で運用開始。

 

草津線 1980年の電化と同時に、113系700番代と新製の2700番代が投入された。

 

湖西線 多くは草津線と共通運用の113系5700番代・7700番代で運転。113系C10編成は唯一「湘南色」のまま残る。

 

福知山線 2012年まで113系が活躍。独特の改造車クモハ113+クモハ112形800番代の姿も見られた。

 

山陰本線・小浜線・舞鶴線・京都丹後鉄道 「湘南色」にクリーム線入りのワンマンカー、「小浜色」など独自色の113系も、「京都地域色」への統一が進んだ。

 

大阪環状線・関西本線 1973年の関西本線奈良−湊町間電化により「関西線快速色」113系と大阪環状線直通の快速が登場。

 

阪和線・紀勢本線 1972年の阪和線での新快速運転開始時に「阪和色」が誕生。紀勢本線にも1978年の電化を機に進出した。

 

山陽本線・赤穂線 山陽本線の115系は、日中は相生駅で折り返し、赤穂線系統の列車のみが姫路駅まで乗入れる。

 

宇野線・本四備讃線・予讃線・土讃線 岡山電車区所属の115系がJR四国に乗入れる。予讃線・土讃線では独特のスタイルの113系3編成が活躍。

 

伯備線・山陰本線 伯備線は1982年に全線電化され、山陰本線伯耆大山−知井宮(現西出雲)間とともに115系の運用範囲に。

 

福塩線 「瀬戸内統一色」の115系がラッシュ時を中心に運転される。

 

山陽本線Ⅱ 「セノハチ」とも呼ばれる瀬野−八本松間は、最大22.6%の勾配が連続する山陽本線きっての難所で、115系の独壇場。転換クロスシートを当初から備えた2扉車・115系3000番代も活躍する。

 

呉線 広島地区からすでに消滅した「湘南色」113系はじめ、様々なバリエーションの車両が見られた。

 

可部線 JRの地方交通線では全国第1位の輸送密度の通勤路線で、113系・115系が主力の105系をサポート。

 

山陽本線Ⅲ 広島地区では115系3000番代以来の新形車両・227系の大量投入で、今後113系・115系の淘汰が加速する。

 

 

監修 : 山邊誠

構成・演出 : 宮地正幸

制作 : 株式会社 動輪堂

 

JR東日本商品化許諾済/JR西日本商品化許諾済/JR四国承認済/しなの鉄道商品化許諾済