道南いさりび鉄道
2016年3月26日、北海道新幹線とともに開業した第三セクター・道南いさりび鉄道。新幹線の並行在来線としてJRから分離された旧・江差線を引き継いだ路線だ。旅客列車は9両のキハ40形で運用される。そのうち2両は、地域情報発信列車『ながまれ号』。通常は普通列車として運用されているが、観光団体用に車内で食事が楽しめるようなテーブルやヘッドレストを設置した特別仕様車としても利用でき、観光ツアーにも用いられる車両だ。「ながまれ」とは道南地域の方言「ゆっくりして」「のんびりして」という意味があり、展望では沿線の魅力をあたたかく伝えるこの『ながまれ号』に乗車し、ゆっくり、のんびり旅を愉しむ。
まずは終点の木古内駅から函館をめざす。木古内から上磯まではローカル色の濃い区間だが、沿線風景は秀逸だ。かつて電化に際し、断面が小さかったトンネルは電化に対応した新トンネルとなっており、その痕跡も見られる。EH800形牽引の貨物列車とのすれ違いは、駅構内の有効長とも相まって見どころ。起点の五稜郭からは、ひと駅JR函館本線に乗り入れ、函館駅に到着。
上り列車は木古内ゆきの『ながまれ号』で折り返し。下り列車とは異なる視点で沿線風景を楽しめる全線往復展望。
■撮影日
2016年6月29日/7月1日 晴れ(海霧あり)
■撮影列車
127D【木古内→函館(6月29日)】
124D【函館→木古内(7月1日)】
■乗車車両
キハ40 1799 (127D)
キハ40 1799(124D)ながまれ号
※映像・音声を一部修正しています。運転士の喚呼・車内放送を収録しています。接続列車遅れのため、数分の遅延が発生している区間があります。逆光時や霧、トンネル内など、一部に見づらいと感じる場合があります。
道南いさりび鉄道(株)商品化許諾済/JR北海道商品化許諾済/JR貨物承認済