モノクロームの列車たち6

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路面電車篇+蒸気機関車サウンド篇
上杉尚祺・茂樹8ミリフィルム作品集

品番: DR-4188 本体価格3,000円+税

モノクロ ドルビーデジタル 51分

2016年11月21日発売

 

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昭和40年代中盤から後半に撮影された、消え行く蒸気機関車を中心とする国鉄線や路面電車の姿。上杉尚祺・茂樹兄弟が全国を駆け回り、モノクロ―ムにこだわって撮影した貴重な未公開8㎜フィルムを発掘し、地域別に再構成して紹介する。(昭和43年〜昭和50年撮影)

 

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■路面電車篇【32分】

京都市電

昭和52年秋、七条線・河原町線が一部区間を残して廃止されるのに伴い、姿を消そうとしていた、京都駅前停留所に発着する4系統・5系統。翌年の市電全廃で、私鉄に譲渡される1800形・1900形・2000形や、2600形が活躍を続けていた。京都最大の繁華街・四条河原町を通る5系統や、四条河原町新京極で折り返し、北大路線高野まで運転された13系統は、三条〜四条河原町付近での、高感度フィルムによる夜間の映像も収録。

 

京福電気鉄道 叡山本線

京都市電全廃によって、鉄道による連絡を絶たれた京福電気鉄道叡山本線・鞍馬線では、日本最後となるトロリーポール集電が行われていた。

 

東京都電 両国橋線・江東橋線・月島線・猿江線・上野線・千代田橋線

昭和42年から、東京都電では路線の廃止が本格的に進められていたが、都心と墨田区・江東区などとを結ぶ各線が、昭和47年11月まで営業を継続。23・24・25・28・29・38系統で3000形・6000形・7000形などが最後の働きを見せていた。

 

東京都電 早稲田線・滝野川線・荒川線・三河島線

全廃計画が進められていた東京都電は、後に荒川線となる三河島線・荒川線・滝野川線・早稲田線も、当初は廃止の予定だった。これらの路線では三ノ輪橋―王子駅前間の27系統と、荒川車庫前―早稲田間の32系統が運転され、7000形・7500形などが姿を見せていた。

 

■蒸気機関車サウンド篇【17分】

シリーズ第1作「蒸気機関車<北海道>篇」、第2作「蒸気機関車<東北・関東・甲信越>篇」発売後、一部のフィルムと同時に録音された音源が発見されたため、それらの映像をサウンドトラック付きで再収録する。

 

この作品は、かつて撮影された8ミリフィルム映像を編集したものです。一部、当時の撮影環境に起因する見づらい場面、フィルムのキズや経年劣化による退色・変色や画面のぶれが発生している場面などがありますが、いずれもたいへん貴重な映像ですので、そのまま使用しています。ご了承ください。

 

撮影・監修:上杉尚祺・上杉茂樹

構成・演出:宮地正幸

 

【上杉尚祺氏  略歴】
京都市在住。昭和15(1940)年生まれ。昭和43年、電化完成直前の東北本線・奥中山の三重連を皮切りに列車の撮影を開始。東映京都テレビプロダクションに入り、助監督としてキャリアを重ねながら、蒸気機関車の撮影を続ける。後に映画監督となり「三匹が斬る!」「水戸黄門」など数々の作品を発表し、現在も太秦の東映京都撮影所で「土曜ワイド劇場」などの監督として活躍中の現役映画人。

 

【上杉茂樹氏  略歴】
川崎市在住。昭和24(1949)年生まれ。尚祺氏を筆頭とする5人兄弟の末弟で四男。18歳の時、尚祺氏に誘われて蒸気機関車の撮影に同行したのをきっかけに、蒸気機関車と撮影の魅力に取り付かれる。アルバイトで蓄えた貯金で撮影のために中古車を購入し、以来全国各地への大撮影旅行を繰り返した。現在はプロフォトグラファーとして活躍中。


制作:株式会社動輪堂