よみがえる20世紀の列車たち11 私鉄Ⅲ 北陸・東海・関西篇
ステレオサウンドとともによみがえる
1990年代北陸・東海・関西の私鉄の車両たち
阪急・山陽・阪神・能勢電・神鉄・三岐・豊鉄・京福福井支社
地鉄と大阪市営地下鉄
平成世代の新型車両が次々と登場する中、昭和世代の車両たちも主役として活躍を続ける。更新によってその後イメージを一新した車両たちも、懐かしいオリジナルの姿で軽快な走りを見せる。地方の路線では大手私鉄の主力車両が続々入線し、新たな時代の到来を告げた。
(1991年〜1995年撮影)
大阪市営地下鉄 | 大阪市営地下鉄御堂筋線では9両編成で運転される10系、中央線では30系アルミカーなどを収録。 |
---|---|
阪急電鉄 | 大阪市営地下鉄堺筋線から開業以来運用を続ける60系が直通。京都本線では特急に6300系、普通には2300系・2800系などが活躍する。5300系は更新前、7300系はマルーン一色の姿を保つ。甲陽線では3000系が3両編成で、神戸本線では山陽電気鉄道直通列車が6両編成で運用されていた。 |
山陽電気鉄道 | 最後の低運転台車2300系が運転を続ける中、西代-須磨浦公園間には、阪急から6000系や7000系による普通が乗り入れ、阪神の赤胴車との競演が見られた。 |
神戸電鉄 | 有馬線で連続する50‰の急勾配に、300系・1000系などが挑む。 |
三岐鉄道 | 貨物輸送ではED45形が永らく活躍する一方、旅客輸送では、かつて数多く在籍したカルダン駆動の自社車両が、元西武鉄道401系・451系・501系など吊り掛け車に置換えられていた。 |
豊橋鉄道 | 名古屋鉄道から5200系が入線して1900系となり、主力として活躍したが、1997年の1500ボルト昇圧により、他の車両とともに全車が引退することとなった。 |
京福電気鉄道 福井支社 | 元阪神電気鉄道3301形・5101形・5231形などと共に、元南海電気鉄道11000系も在籍。三国芦原線ではラッシュ時に1日1往復急行が運転された。 |
富山地方鉄道 | 京阪電気鉄道から3000系、西武鉄道から5000系が入線し、通勤・通学輸送や観光輸送に活躍。JR西日本からは681系の特急が乗り入れた。 |
ナレーター | 羽川 英樹 |
---|---|
撮影・監修 | 奥井 宗夫 |
監修 | 山邊 誠 |
構成・演出 | 宮地 正幸 |
制作 | 株式会社 動輪堂 |
販売元 | ビコム株式会社 |
奥井宗夫氏 略歴 | 三重県松阪市在住。昭和11(1936)年生まれ。23歳で8ミリカメラを手にして以来、青果業を営むかたわら、鉄道車両を追って日本各地を行脚。1990年代にはビデオカメラに持ち替え、撮影歴は半世紀を優に越える。松阪レールクラブ会員。 |
許諾 | Osaka Metro商品化許諾済 阪急電鉄商品化許諾済 阪神電気鉄道商品化許諾済 三岐鉄道商品化許諾済 豊橋鉄道商品化許諾済 |