あいねこ
アメリカのCNNが2013年に「世界5大猫スポット(※1)」として紹介して以来、玄界灘の小さな島が注目を集めています。島の名前は「相島(あいのしま)」。古く日本書紀や万
葉集にも記述があるほどの歴史がある島には、今はのどかな漁村の風景が広がっています。猫は、昔から「船や網をかじるネズミを退治してくれる存在」として島の人たちと深く関わってきました。現在、じつに150匹以上の猫たちが、気ままに暮らしています。
昼寝、あくび、毛づくろい、爪研ぎ、ケンカをしているのかじゃれ合っているのか。かと思えば自転車のカゴに器用に収まったり、じっと一点を凝視したり。猫それぞれが気ままに過ごす島の日常。決して毛並みがそろっているわけではなく、見た目も十人…いや、十匹十色、個性豊かな猫たちが繰り広げる、心なごむ平和な風景。猫の映像作品によく見られる擬人化やドキュメントタッチではなく、猫が好きな方全てに楽しんでいただけるよう、フォトジェニックに可愛い猫ちゃんたちを描きます。日常生活のBGVとして、ただ映像を流しておく作品としてもお勧めです。
車もほとんど通らず、住民と観光客からかわいがられ安心して生きている猫たちを収めた、愛猫(あいびょう)家の皆さまにはたまらない一枚。のんびりとお楽しみください。
※1当初は世界6大猫スポットと紹介されましたが、現在は日本の2か所(福岡県相島/宮城県田代島)は1つにまとめられ、世界5大猫スポットとして紹介されています。
※タイトルの『あいねこ』は、「相島の猫」と「愛猫家」の読み・意味を重ねた造語です。